はさみを新調しませんか?
のんびりお正月気分も過ぎ去り、いそいそと動き出し始める時期ですね。
年始に道具を一新すると、よい一年になるといわれています。
「新しいスタートを切る」という意味を込めて、新しい気持ちではさみを新調しませんか?
今回は「庄三郎 伊賀くみひもの糸切ばさみ」をご紹介します。
庄三郎の糸切ばさみ
糸切りとしてはもちろん、しつけや縫い目をほどく時に欠かせないのが糸切ばさみ。
庄三郎のはさみは、しなやかな使い心地と繊細な切れ味が際立つ、伝統的なはさみです。
品質の高さから、洋裁・和裁と幅広く愛用され、海外にもその名を知られています。
その歴史は古く、1800年代に遡ります。
刀鍛冶であった吉田弥十郎は、自らの刀鍛冶技術を生かし、“日本のはさみ”の製作研究に取りかかりました。
初代庄三郎はその製造技術を引き継ぎ、現在も、直系の職人が品質に妥協することなく、一丁ずつ真心をもって作り続けています。
伊賀の組紐(くみひも)
組紐は、映画「君の名は。」に登場し一躍話題となりました。
「組台」を使ったシーンが印象的に描かれています。
伊賀は、組紐三大産地のひとつ。伝統的な技法が今も継承されています。
三重県伊賀の地でくみひもを作る松島組紐店さん。
店主の松島俊策さんは伝統工芸士としての知恵と経験を生かし、組み味のある紐作りにこだわります。絹糸の光沢を生かし、伝統の美しさをもとめ続けています。
Cohanaの糸切ばさみは、庄三郎さんの糸切ばさみに、松島組紐店さんの伊賀くみひもを、
一丁一丁手巻きしてつくっています。
くみひもの色は、いぶし加工された鋼との相性を確認しながら、何度も試作して染め上げました。真ちゅう製のボタンがほどよいアクセントとなり、より一層モダンに仕上がっています。
新しいスタートにふさわしい、こだわりの逸品です。